最終肌調整

通常、研磨(磨き)するというとコンパウンド+ポリッシャー(機械)で行うわけですが
例えば荒い研磨をすると少しずつ細かいソフトなコンパウンドで研磨していき
最終的に研磨キズが見えなくなるまで細かく研磨する。
色んなお店の方法はあるにせよ工程的にはこんな感じです。
で、最終の細かいコンパウンドになればなるほどキズが消えやすくなっているのです。
でも、実際はキズが消えているのではなくコンパウンドに含まれる油分であったり樹脂成分で埋まって見えなくなっているだけなのです。
埋まって出てこなければ全く問題ないのですが、洗車や脱脂・コーティングを塗り込むことによっても埋まっていた成分が除去されキズが出てくるのです。
微粒子コンパウンド(最終磨き用) 使いやすいんですけどね(^_^;) 使いやすいんですけど結局磨けていないという落ちが付いてくるわけです。。
現在はそういった油分を含まないコンパウンド、水溶性タイプみたいなものが出てきたわけです。
水溶性タイプも油分を含むタイプもそうなのですが何かしらでキズを見えづらくしている成分が多かれ少なかれあるのです。
この見えづらくしている成分が多ければ多いほど塗装本来の光沢を損ない、一番問題なのが本来の塗装硬度が出ないのです。
塗装本来の硬度が出ていれば洗車キズ等も付きづらいはずなのに、コンパウンドの見えづらくする成分が残っているままだと
コンパウンドの膜が表面になってしまい柔い状態になり洗車キズが想像以上に付きやすくなるのです。勿論、ウォータースポットも塗装面に食い込みやすくなります。
脱脂作業や洗車による脱脂作業時にキズが付きやすいなぁ・・と、施工側の人間は気付いているかも・・
コーティングを上に塗ってしまえば一緒でしょ!・・とはいかないのです。結局土台が柔いとコーティング膜自体もそれに合わせて柔くなってしまうのです。
脱脂や洗車によるコンパウンド面の洗浄では大まかなコンパウンド膜は除去されスッキリしたように思えるのですが
実はしっかりと除去されておらずキズが付きやすいまま処理が進むわけです。
大まかにキレイになった面はキレイな個所・コンパウンド膜がキレイに除去されずムラになっている個所などなど
全体を見た時にキレイに磨いたはずが「またキズも増えて、おまけになんかムラっぽくなった・・・」と、焦るわけです(汗
では、このコンパウンド膜を除去するにはどうしたらよいのか???基本的に私は脱脂剤というもので処理するのは
塗装に対してNGだと思っていますので使用しません。

施工方法は・・・あれと・・あれを使って・・・言えないですが(汗
費用は掛かりませんが手間と神経は使います。こんなこと気にする同業者がいるのか分かりませんが
私的にはTHE自己満足です!(^^)

実際キズが付きやすいという画像は後日取れ次第UP致します。